今回の競泳競技の出場は個人12種目(10人)、リレー1種目であり、国スポ標準記録を突破できない状況が露呈しました。加えて、ランキング上位が少なく、当初から苦戦が予想されていました。
その中で期待されたのは金崎結音選手の200m平泳ぎで、持ちタイムでは十分に入賞の可能性がありました。レースは50mをベストラップで刻みながらも、得意の後半はいつもの伸びを欠き、残念ながら決勝進出はなりませんでした。本人の悔しさも相当で涙が止まりませんでしたが、高校生になり毎年ベストを更新し続け、全国大会で戦える確かな力をつけてきたことは間違いなく、彼女の不断の努力と根性を讃えたいと思います。
また、個人種目でベスト更新はわずかに1種目と、全体的に不振で、特に後半の失速が目立つレースが多くありました。全国の舞台で競うためには、ある程度のスピード感を後半も維持できる体力が必要で、根本的な力不足を感じざるを得ませんでした。
その流れの中で気を吐いたのはベテランの毛利衛選手で、今シーズンの好調さをそのままに、予選からシーズンベストに近いタイムで泳ぎ、見事に決勝進出。決勝は大接戦となり、結果8位に留まりましたが、後輩の手本となるような立派なレース、「安定して記録を出すにはこうするのだ」と思わせてくれるレースを見せてくれました。
さらに、少年男子Bフリーリレー(4×100m)において、引き継ぎ参考ながらベストタイムを上回る選手がおり、リレーに臨む気持ちの高揚感をいかに個人レースに結び付けるのか、こうした貴重な経験を今後に活かしてほしいと思います。
小学生中学生高校生の競技者人口が停滞し、各カテゴリーにおける全国大会出場者も減少しているなど、これまでにない極めて厳しい石川県競泳界の現状ですが、何としてでも立て直しを図ってほしいと願っています。