石川県水泳協会について
ご挨拶

石川県水泳協会 会長 温井 伸


石川県内水泳関係者の皆様には、平素から本協会の運営に格別のご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年は一年延期となった東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。本県からは水球の徳用万里奈選手、浦映月選手、アーティスティックスイミングの木島萌香選手が、「泳 泳 オー 石川から世界へ」のスローガンのもと、日の丸を背負って活躍し、県内の水泳関係者に大きな感動を与えてくれました。改めて3名のオリンピアンに敬意を表します。

また、昨年をもって、小堀勇気さんが現役を引退しました。小堀さんは小学生の頃から頭角を現し、日本中学校記録、日本高校記録を次々と塗り替え、ロンドン・リオデジャネイロと2大会連続でオリンピックに出場し、リオ大会での銅メダル獲得は記憶に新しいところです。石川県水泳界に多大な功績を残されたことに心から感謝を申し上げます。

東京オリンピック・パラリンピックが開催された一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により、国民体育大会を始め、多くの競技会が中止を余儀なくされました。一昨年から延期された金沢プールでのジャパンマスターズも残念ながら中止の判断を下すこととなりました。開催に向け、尽力していただいた皆様に御礼申し上げます。

このような中ではありますが、今年は金沢プールにおいて、中部学生選手権と全国国公立大学選手権が予定され、さらに、令和6年度には全国中学校水泳大会が内定しており、再度水泳界を盛り上げていく所存であります。

さて、昨今のスポーツ界ではコンプライアンスに関わる事案が大きな社会問題となっております。ハラスメントはフェアプレー精神や人間の尊重を根幹とするスポーツの価値を否定するものであり、決して許されるものではありません。本協会は一般社団法人として、ガバナンスを徹底し、組織運営の強化、ハラスメントの根絶などに努めてまいります。水泳に関わる全ての方が心を一つに取り組んでいただくよう祈念するものであります。

最後になりますが、コロナ禍であっても、偉大な先人達が築いてきた「水泳石川」の伝統を守るため、競技力の向上はもとより、生涯水泳の普及にも誠心誠意取り組んでいきたいと考えておりますので、皆様の変わらぬご理解をお願いし、ごあいさつといたします。


温井 伸 会長

石川県水泳協会 会長
温井 伸
「水泳石川」の伝承を期待

石川県水泳協会 理事長 山下 浩雅


石川県内水泳関係の皆様には、平素から本協会の運営に格別のご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。本年度も偉大な先人が築き上げてきた「水泳石川」の伝統を、しっかりと次代に引き継ぐ努力を行ってまいります。 

まず、新型コロナウイルス感染症であります。未だ感染状況の収まる気配は一向にありませんが、社会経済活動との両立と相まって、スポーツ界もほぼコロナ前の状況に戻ってきました。本会といたしましても、感染予防対策を徹底し、競技会の開催をはじめ、水泳に関する活動を進めていきたいと考えております。

さて、昨年の東京オリンピックには、水球の徳用万里奈選手、浦映月選手、アーティスティックスイミングの木島萌香選手と3名が出場いたしました。これは中川真依さん、小堀勇氣さんの出場から数えると、「石川県水泳選手は4大会連続五輪出場」という快挙であります。人口規模が小さい本県において、毎年のように日本代表として国際舞台で活躍し、また、都道府県対抗となる国民体育大会での総合上位という実績は、本当にすばらしく、誇りに感じております。

本年度も競泳・飛込・水球・AS・OWSの各競技とも、若手選手がハツラツと競技会で活躍する姿が目に浮かび、大いに期待するものであります。水泳関係者の総力をもって、「水泳石川」の伝統を確実に継承していきましょう。

さて、今回の水泳要覧でも、「ガバナンス」と「コンプライアンス」の徹底を呼びかけたいと思います。スポーツ界において、ハラスメントやその他の違法行為などに起因した不祥事事案が依然として起こっております。そのため、「インテグリティ(誠実や高潔という意味)」な行動を提唱しているところですが、どうか皆様のご理解をお願いいたします。

このような中、インテグリティな考え方に通じる選手に出会いました。東京パラリンピックで金メダルを獲得した木村敬一選手です。木村選手の文章を引用すると、「『徳を積む』という言葉は今回のパラ水泳チームの合言葉みたいになっていた。みんな必死にごみを拾い、トイレのサンダルをそろえた」とあります。また、「決して綺麗な心からではない、神へのアピールだ」との謙遜した部分もありますが、こうした凡事徹底の行動の積み重ねこそが、誠実な人間性を兼ね備えていくと私は信じております。

さらなる礼節を重んじ、感謝の気持ちを忘れずに、本年度も精一杯に頑張りましょう。

山下 浩雅 理事長

石川県水泳協会 理事長
山下 浩雅
役員
骨太の方針

2022年度骨太の方針

泳 泳 オー 泳 泳 オー
1. 組織運営の強化
  ・一般社団法人石川県水泳協会の円滑なる運営 
・新型コロナウイルス感染防止に関わる適切な対応
・スポーツインテグリティの普及
2. 国民体育大会5競技合計80点獲得
  ・天皇杯トップ10
・石川県体育協会加盟団体最高得点(6回連続中)
・北信越5県最高得点(6回連続中)
3. 全国中学校水泳競技大会に向けて競技力の向上(競泳・飛込)
  ・対象選手の強化(小学5年生から中学1年生)
4. 「水球石川」確立に向けて競技力の向上
  ・金沢市立工業高校の復活
・女子水球の強化、底辺拡大
5. 全国競技会等の成功    
  ・2022全国国公立大学選手権水泳競技大会(競泳) 
・2022中部学生選手権水泳競技大会(競泳)
6. 全国競技会の準備、誘致    
  ・2024全国中学校水泳競技大会の準備(競泳、飛込)
・2033日本マスターズ選手権水泳競技大会の誘致
 (競泳、飛込、水球、AS、OWS)
7. 日本水泳連盟公認競技役員、審判員、指導員の増加

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