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2017年03月11日

【理事長室】木村敬一選手講演会

 3月11日に内灘町で行われたリオ・パラリンピックのメダリスト木村敬一選手と、野口コーチの講演会に行ってきました。
 木村選手からは、水泳を始めたきっかけ、中学校進学時に滋賀県から上京し、記録を目指す水泳を始めたこと、2013年からリオパラを目指して野口コーチと厳しい練習を始めたこと、また、トレーニング方法などについても話がありました。
 特に、リオパラ4日目について、「決勝進出者の本気の姿を世界の人々は興奮し見ている。体がボロボロの中、最悪の予選から心のスイッチを入れ替えるのではなく、もうやるしかないとの思いで泳いだ」と、最悪の予選から決勝レースまでのコーチとのやり取りはとても興味深い話でした。
 さらに、参加した中学生には、「自分の大きな自信は何か?なかなか手にすることができない自信を、これまでかこれまでかというほどの頑張りで積み上げてほしい。そのことがすばらしい未来につながる」とエールを送っていただきました。
 また、野口コーチも専門的立場から木村選手をサポートする様子をわかりやすく説明していただき、東京パラに向けて、よりテクニックを身につけることができるよう、今までとは違うアプローチをしていくとの決意もありました。
 とにかく二人とも元気で快活で話が上手で、とても人間性が豊かで、障害スポーツの一端をみせていただいたように感じました。
 この事業は石川県水泳協会の「泳 泳 オー 水に親しみ健康家族」普及事業として、内灘町水泳協会が主催となり、取り組んでいただきましたが、これからも水泳普及をさらに進めるため、このような事業を実施してまいります。

(理事長室)

投稿者:石川県水泳協会at 20:07| 理事長室